こんばんは
菊次郎です
私がよく通っている相模湖上流の桂川エリアは鮎釣りの名ポイントのようで毎年多くの鮎釣りの方々を見かけます。9月1日以降になればコロガシと呼ばれる掛け針を使った鮎釣りも解禁され、さらに多くの鮎ファンが集います
私の釣りは小学校1年生くらいからウキを使った近所のふな釣りから始まり、1990年代ちょうど中学生の頃にはシマノ提供の釣りロマンを求めてをほぼ毎週VHSテープに録画して学校から帰ればすぐに何度も見返すような少年時代を過ごしました。当時はルアー釣り文化が流行り出した頃で村田さんも田辺さんもとてもお若く番組がルアー特集だった時はとても嬉しかった記憶があります。
それでもルアーばかりが釣りではないですから番組がヘラブナ釣りや鮎釣り・磯のグレ釣り 船の釣りなどの時は興味半分で観ていました。
ある時、桂川でルアーを投げているとながーい鮎竿を担いですげ傘を被ったおじいさんに話かけられ調子どう?なんて聞かれ全然ダメです!鮎はどうですか?と聞くと30くらいだねーなんて返ってきて30cmの鮎なら結構いい型ですね? あ、じゃなくて30匹ねー! なんて噛み合わない会話をして別れた後、1日に30匹もつれる釣りがあるのか!? と目線を送るとキラキラ光る水面に腰まで浸かって長い竿を操っているいつか観た事のある風景。

それは長年興味のなかった釣りの重い扉が開く瞬間でした!
それからというものすげ傘の爺さんに聞いた通りにとりあえずの竿と道具を揃えてなんとも敷居の高そうな鮎の友釣りに入門したのです。
初場所はもちろん相模湖上流の桂川です。
ビギナーなので激戦区には立てないのですが平日の早い時間帯に良さそうな場所に入って見よう見まねでオトリ鮎に鼻環と針をセットして足元からそっと流すと2mも泳がないうちに水中でギラギラと大きな鮎が煌めいてもしかしたらと竿を立てると見事に真っ黄色の婚姻色のでた8寸近い立派な想像通りの鮎がかかっており、嬉しくて嬉しくてたまりませんでした!
鮎釣りには友釣りの後半に釣り味の全然違うコロガシ釣り期間があります。これもまた鮎釣りではボーナスステージみたいな釣りで水温が下がってくると産卵を意識して群れになって川を下る習性のある鮎を掛け針を連打したようなサビキのお化けみたいな仕掛けで釣る釣りです。すげ傘の爺さんはこの釣りの名手でした

2025年の鮎釣りは仕事の忙しさもあり友釣り期間には竿を出せませんでした
しかし、1日だけでもあの興奮が味わいたいと重い腰をあげ釣り場に立ちました。道具は完全に私を待っていたようで去年おととしと変わらぬフィーリングで快調に仕掛けを操作できました。釣果はご覧の通り、群れの居場所を突き止め入れがかりです。周りで釣っていた人も驚くくらい釣れました!

鮎といえば清流の宝石、香る魚です。スイカっぽい香りもして料理が楽しみです
量もあるし時間をかけて食べたいので甘露煮にしてみようと思って料理をしました。産卵期の卵に期待してあえて内臓はそのままに丸ごと料理します

おととしもこの水域で落鮎を数釣りして食べた記憶があります。ホクホクした卵がとても美味しかったんです。今年もまたあの美味しさが楽しみです。



さあ!美味しく炊き上がった鮎を食べましょう!と箸をつけると、一口目から異様な風味が鼻を抜けました。河原のにおいを凝縮したような?? もう一口いくと今度はさらに強烈に相模湖を集めたようなやべーにおいです、、命を頂いた責任としてこの3匹は食べました。もう美味しいとかの話じゃなくこれはトラウマレベルです。食事の後も吐く息が相模湖のにおいですw
よくよく調べてみるとこれはゲオスミン臭と呼ぶらしく藍藻類や植物性プランクトンにより発生するにおいのようです。ドブや下水道のにおいって書いてあるものを私は食べたのだと? 以前はそこまで臭い鮎ではなかったと思いますが2025年は記録的な猛暑で水不足が叫ばれるような状況だったから高濃度のゲオスミンが発生して鮎もそれを食べてにおいが回ったのかもしれないなと
ごく微量のゲオスミンに対しても人間は敏感にわかるようで非常に困った状況になってしまいました。沸点が270℃なので人間の体内に入ったものは体中を駆け回りそのまま排出される。だからトイレで小用の時、明らかに相模湖ゲオスミンのにおいがしたのです。
翌日、鍋一杯の鮎に手を合わせ殺生の許しを乞い袋に詰めて捨ててしまいました。キレイに洗ったはずの鍋は未だゲオスミンのにおいがしっかりとこびりつき270℃ならばと、しばらく強火で空焚きにするとあっさり消え去ってくれました。
以上が私の相模湖ゲオスミン体験記ですw これは絶対におすすめできません!
しかしながらゲオスミンで調べるとサジェストの2段目にゲオスミン 香水というワードを発見。香水?まさかね。
でもnose shopという香水販売店大手である商品の中に確かにゲオスミンを含む香水があるのです。フランスに旅した事のある人なら必ず男性が香水をつけることが普通である文化を体験するものですが私もそのタイプで人に会う時などごくごく微量の香水をつけることがあります。 高濃度のゲオスミンアタックにあった後なので香水になったゲオスミンがどういうものなのか非常に興味を持ってしまいました。

実際につけてゲオスミンを確認したいです
寝る前に1プッシュ付けてみれば、はじめは香水らしい良い香りの後どことなく遠くの方に干し草や野原のような昔の記憶のような風景を思い出す。その懐かしさの輪郭を作っているのがゲオスミンだと思います。
言葉を分ければgeos minとなり大地のにおいですか、意外にも良い仕事するもんですね!この香水は雨を連想させる香水だそうですが、私にとってはあの相模湖の鮎を思い起こさせる、、否 やはりプロの調香師にかかればゲオスミンも豊かな表現力の一部となりとても素晴らしい香水に仕上がっているなと思いました。
2025年私は鮎を釣って香水を買うという不思議な体験をしました
ではまた!